ロック歌舞伎 |
2003年12月6日 夕方 大須演芸場にて… 昼過ぎに名古屋空港に到着。用事があって可児に寄り道してから、名鉄小牧線経由で栄入り。 インドヤで茶しばいてから大須演芸場に行きました。 今年は名鉄小牧線が地下鉄とつながったおかげで、栄に行きやすくなりました。 |
▲大須演芸場 |
大須演芸場で待ち合わせをした後、中に入って最前列に座ってみることに。 事前に予約した弁当も席のところにおいてありました。 今年の演目は「二人吉三恋半鐘」。 世話物としてはおなじみ八百屋のお七と吉三の話ですが、その話に別のお七の話をごちゃ混ぜにしてひとつの芝居にしたのだそうです。 一見関係のなさそうな人物関係が観ているうちに、うまくまとまってくるのだから、面白い。 |
▲今年の演目 |
▲お弁当 |
大須オペラのときは、生ビール片手に椅子に座ってみてましたが、ロック歌舞伎は座布団の上に座って幕の内弁当をつつきながらの鑑賞となりました。 弁当もなかなかうまかった。 海老ふりゃあ(エビフライ)も入っているのが、やっぱり名古屋(?)と思わせます。(笑) |
途中、休憩をはさみ、およそ3時間の上演でしたが、雪の降るシーンが結構あったせいか、最前列は紙ふぶきのすごいこと。 まるで、「マサラシステム」を髣髴させます。 帰宅したら、かばんの中や服のポケットに紙ふぶきが入ってました。 上演後の抽選会の景品は、「野菜のせんべい」でした。 残念ながら今年もあたりませんでした。 抽選会の後で、劇中にとある小道具が客席に投げ込まれるシーンがありまして、その小道具をキャッチした人には、原さんのサイン入り写真をプレゼントしてました。 |
▲上演後の紙ふぶき |
▲カーテンコール |
▲抽選会 |
スーパー一座のWebには「かつて、歌舞伎とはいつも時代と共に動き、その時代の先端を取りいれて生きてきた。その歌舞伎のバイタリティにつり合う音は今日ではロックである」と書かれていますが、音楽ではロックは言うに及ばず、若者が街角で一生懸命踊っているヒップホップまで取り入れられてたり、また今年はやった言葉の「へぇ〜」がせりふに取り入れられていたりと、その時代の最先端をしっかり取り入れていました。 ロックといいヒップホップといい、現代における歌舞伎のバイタリティに釣り合う音であることを、実感しました。歌舞伎の音として違和感はまったくありません。 |
今年の歌舞伎は、去年と比べて何か物足りない気がしましたが、それもそのはず。パンフレットには「去年、一昨年と(中略)超大作を取り上げ、お客様もやや腹にもたれ気味。そこで本年は、アッサリと粋に行きましょう。」という趣旨で上演作品を決めていたそうです。 たしかに作品全体がアッサリしてましたが、芝居としては非常に面白かったのはいうまでもありません。 余談ですが…。 劇中、唐草模様の男が3人揃って出てくるシーンがありますが、その唐草模様の服を見ていると、ぼんなごの歌舞伎のシーンを思い出してしまい、ついふき出してしまいました。 |
▲上演後、役者さんと。 |
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