アジア映画祭inあさひかわ
アジア映画祭inあさひかわ2002



2002年11月9日

8日から映画祭が始まり、9日にはインド映画「マッリの種」「ミモラ」の2本が上映されるとあって、 午前中に旭川にJRで移動しました。
本日の天気は雪。
列車の車窓をながめると、曇りだったり、吹雪いたり…。まさに北海道の冬を感じさせます。



実は、予定より1時間早い特急に乗ったので、その分時間に余裕があります。 駅に着いたら、カフェ・デ・マハールに行って昼飯を食うことにしました。
そこで、バスで行こうと思ったのですが、どの路線に乗ればよいのかさっぱり判らず、 徐々に面倒くさくなり、悪天候だったので、結局タクシーでイトーヨーカ堂まで乗り、カフェ・デ・マハールに行きました。

店に入ると、インドの雑貨が所狭しと並んでおります。
お香や楽器、アクセサリ、衣料品があります。しかもサリーやクルタも売ってるではありませんか。
しかも思ったより安い値段なのでびっくりです。

▲旭川駅前



▲映画祭ポスター
グッズに囲まれた中での食事というのもオツなものでした。
チキンカレーセットを頼みましたが、カレーのほかに、チャパティとライスがセットになっておりました。
インド料理レストランに行くと、だいたいナンが付いてくるのですが、 私の好きなチャパティがデフォルトで出てくるので、好感持てます。 よくヒマラヤ倶楽部でチャパティをよく食べてましたものですから。

あとは、インド人がするような手でライスをカレーに絡めて食べる方法を教えてもらい、 早速右手で食べてみました。
ごはんつぶ1粒1粒にカレーを絡めて食べるのが一番おいしい食べ方だそうで、確かにそうだと思いました。



店の方と話をしながら食事をしていると、これから映画祭に行くという店の常連客が訪れました。
しばらく3人で会話した後、彼といっしょに会場に行きました。

会場に到着すると、おなじみ映画祭の黒いポスターや、上映作品のポスター、そして映画祭のノボリが飾られておりました。
チケットを切ってもらい入場すると、ロビーには、上映作品のポスターやパンフレットを販売してありました。 今まで買いそびれた作品のパンフを買う良い機会ではないかと思います。
今まで買う機会のなかったマッリの種のポスターとパンフレットを買うことができてよかったです。

▲上映日程



▲会場の様子


▲パンフレット・ポスター販売



▲ラジニ様が表紙の小冊子「ガムボ」
ほかにも小冊子(亜細亜乃人々、映画不安、ガムボ)もいただきました。 特に、ラジニ様が表紙の「ガムボ 創刊号」のインパクトの強さは、 他の小冊子を追随させない勢いがあります。(笑)

会場の旭川市公会堂は、コンサートなどを行うだだっ広い会場なので、一見閑散としているように 見えますが、ある程度見やすい場所にかたまっているので、ざっと見た感じ観客が70〜100人ぐらいはいたような気がします。


で、昼間の間はインド映画を2本立て続けに鑑賞したわけですが、マッリの種を 蒸し暑い8月末に三軒茶屋で観た時は、ただでさえ湿度の高いのに、これでもかと 言うほどに湿度の高い映像を見せ付けられて、見事にトドメを刺されてしまいました。 今回の雪降る旭川の地でも、マッリの種の湿度の高い映像は肌で感じ取れるほどでした。 本当にすごい映画です。
今回は北海道初上映でしたが、12月に札幌の「蠍座」で上映されます。非常に楽しみになってきました。できれば蒸し暑い夏に上映して欲しい映画です。

マッリの種の上映も無事終わり、いったん場外に出されて再入場です。(入れ替え制です。) 黙ってみていましたが、繰り返し鑑賞する観客がほとんどのようでした。

ミモラの上映が始まりました。旭川では初上映です。
おなじみ、おならのシーンでは会場で笑い声が聞こえましたので、しっかり映画の 笑いのツボは心得ているようです。



▲キヤノンAE-1
途中、一瞬映画が止まったり、一部のシーンが飛んでしまったり、映写機のどっちか 1台が微妙にピントが合っていなかったりということがありましたが、「それぐらいの ことを気にするようでは、まだまだ心に余裕がないな。」と反省しつつ鑑賞してました。
ミモラ上映後に熱い拍手をしていた観客がいたことを付け加えておきます。せっかく 「映画の好きな人が集まって映画を楽しむ」ための映画祭なのですから、 面白いと思った映画には惜しみない拍手をしてもらいたいものです。

普段は自宅の小さい画面でDVDの鑑賞をしている作品なのですが、大画面のスクリーンで観ると 普段気づかないことがでてきて、新たな感動を生むものです。 マッリの種・ミモラを大画面で観させていただいたアジア映画祭の関係者には感謝の気持ちで一杯です。




▲NIKON製カメラ
ここで、映画に出ている日本製品を1つピックアップしてみます。
今回は「カメラ」。
マッリの種にはキヤノンの「AE-1」が、ミモラにはNikon製のカメラが登場します。 こういった日本製品をインド映画で見つけるのは、私の楽しみの一つだったりします。

また、ミモラで「ボンベイtoナゴヤ」に似ているシーンを1箇所見つけたので、追加してみました。 こちらもあわせてご覧になってください。
(→ボンベイtoナゴヤ と Hum Dil De Chuke Sanam)


ミモラの上映が終了してたら、外はもう真っ暗。しかも雪が降り続いています。
寒かったので、「みづの」さんで生姜ラーメン大盛りを食べた後、買物公園を 旭川駅まで歩いてから列車で帰宅しました。

歩いて旭川駅に行く途中、旭川に住んでいる友達(残念ながら彼は映画を観ない人でしたが…)と一杯飲んでから帰ったのですが、 その店のおかみさんは、次の日に上映される「きれいなおかあさん」が観たいと言っていました。
何気なしに映画祭の話を振ってみても、こうも素直に反応があるからにして、「このイベントも 市民に根付いているなぁ」という印象をうけました。
市民主導で手作りの映画祭は、都会にありがちなイベント色の強い映画祭とは違って、 心温かいものを感じますので、また参加しに行きたくなるものです。

インド映画の上映がなくても来年の開催があれば観に行く決意をしたのでありました。

▲生姜ラーメン「みづの」

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