北のマサラ

札幌モンスーンウェディング〜2002年11月5日

今度は、平日の仕事帰りに鑑賞可能かチャレンジしてみました。

私の職場は札幌のはずれにありまして、劇場のある都心へは嫌でも30分はかかってしまいます。
定時の夕方5時半に仕事を上がれば、なんとか上映開始の夜7時までには間に合うことが判って一安心です。

今回の観客は私を含めて5人でした。
私以外は全員女性の方ばかりで、中には若い女性の方もいました。
この手の映画は中年〜年配の女性客が多いという話をよく聞くだけに意外だなと感じました。
この「モンスーンウェディング」は、カップルがデートで観るに良い映画だと思うんですけどねぇ。

すでに初日に映画そのものを見ているので、今回は細かいところの検証しながら見てました。

(以下は思いっきりネタバレしてます。)

●「好きだと言って」

小さい女の子が本を片手に「恐妻」って何?と太ったおじさんに聞くシーンで、おじさんが口ずさんでいる歌は Kaho Naa Pyaar Hai(好きだと言って)という2000年にインドでヒットした映画の歌だったりします。

また、コーディネータのひげ兄ちゃんがメイド姉ちゃんに

「好きだ… いや、”好きだと言って”(Kaho Naa Pyaar Hai)という映画みたかい?」

というセリフをいいます。
ヒンディ語映画を知っている人なら、思わず「を、カホナピャールヘだ。」と気づくところだと思いますが、 「こんな映画知らんぞ」と思った観客の方が日本では圧倒的に多いのではないかと思います。

●ロリおぢさん

今回、特に着目したのは「ロリおぢさん」です。

主人公(花嫁)の父の姉の夫(要するに花嫁のおじ)が「ロリおぢさん」だということが 話の後半で判明するのですが、その伏線が「ロリおぢさん登場」のシーンまで引っ張って いるのではないかと思って、「ロリおぢさん」と彼と関係している女性(子供も含む)2人に 着目したところ、しっかり演技してましたね。細かい心理描写まで手を抜いていません。
特に、昔「ロリおぢさん」にかわいがられた(っつーか手を出された)女性の嫌そうな表情が とてもリアルでした。

この「ロリおぢさん」も、結局は「家族の絆」を深めるためのダシにされてしまうのでありました。

この映画を鑑賞された方は、この「ロリおぢさん」の伏線にお気づきでしたでしょうか。
私は2回目でやっと気づいた鈍感野郎ですが、察しの早い方は1発でお気づきなのでしょうね。

次の鑑賞では、コーディネータのひげ兄ちゃんが「マリーゴールドの花を食べる回数」を 数えてみたいと思います。(笑)


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