北のマサラ

Sholay


1975 印 ヒンディ語
鑑 賞:DVD
俺評価:★★★★
笑 い:★★★★★
泣 き:★★
緊張感:★★★★★

いわゆるインド版「荒野の7人」。結局、元ネタをたどると、日本映画の「七人の侍」が大元になる。
が、実は元ネタを見たことがないので元ネタ絡みで云々言うつもりはない。

多少古くさい感もあるが、(って古い映画なんだけど)、笑いをとるツボはしっかり押えられており、娯楽映画の傑作と言われるだけのことはある。

冒頭の列車強盗のアクションシーンで「つかみはOK!」今でこそ新鮮味がないが、かなりいい感じだ。

主人公2人がサイドカーに乗っているシーン、ヒトラーっぽい刑務所の看守のコミカルな仕草、ヒロインが神様にお祈りをしているシーンなど、笑えるシーンもあれば、盗賊団のシーンではシリアス感をかもしだし、観ている側に常に緊張感をあたえている。

後半の馬車チェイスのシーンはムトゥのそれをはるかに凌ぐ迫力を感じずにはいられない。
また、後半の盗賊団につかまったヒロインが、炎天下で踊らされるシーンはまさに、緊張の一瞬である。

まさに、笑いと緊張感の絶妙なバランスで成り立っている作品だと思う。
娯楽映画はすきだが、インド映画、特にラジニ映画系がちょっと苦手な方には、この作品をお勧めしたい。



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