インド古典音楽とアルトフルート 〜寺原太郎さんのバーンスリー演奏を聴く |
2004年4月19日、札幌市真栄にある「ナンディ」というインド料理屋でインド古典音楽の演奏会があったので、仕事帰りに行きました。 |
▲この特設ステージで演奏しました |
職場から直行とあって、定時に会社を即退勤。バスと地下鉄で大谷地まで行き、バスに乗り換えて真栄の東急に到着。東急からタクシーを呼んで(タクシーは走ってなさそうで、拾えませんした。)ナンディに行きました。(多分…、タクシーで行ったのは俺だけかも試練…。) なんとか、演奏開始の6時30分までに到着できました。 お店の駐車場には観客の自動車がたくさんとまっておりました。 |
▲ナンディの料理人アマンさん |
会場に入ると、某店の常連仲間の人が先に来てましてお互いにびっくり。いっしょに音楽を聴くことにしました。 6時半も過ぎ、イベント開始です。 主催者やナンディの料理人アマンさんの挨拶、演奏者の挨拶がすんだ後、演奏開始です。 イベントの構成として、演奏第1部があったあと、インド定食の食事があり、そして演奏第2部が行われ、各自解散という運びです。 |
▲左からタンブーラ、口琴、バーンスリー |
▲左からタブラ、タンブーラ、バーンスリー |
演奏前に楽器の説明をした後、寺原さんのバーンスリー(横笛)、口琴(こうきん)、タンブーラの演奏が行われました。また演奏者を交代して、バーンスリー、タンブーラ、タブラの演奏が小一時間行われました。 タブラは大小の太鼓で、たたく面の真ん中に黒い円があるのが特徴です。 タンブーラとは、タブラと名前が似てますが全然違うものでして、シタールを小さくしたような弦楽器で、「主に伴奏専門の弦楽器」と説明してくれました。 口琴(こうきん)とは、口の中に弾くものを入れて「びよ〜ん♪びよ〜ん♪」ならす楽器です。アニメなどで蛙がぴょんぴょん飛ぶときの効果音のイメージだと思っていただけると理解しやすいのではないでしょうか。また、 形は違えども世界各地にあるそうで、北海道でもアイヌの人たちの楽器に口琴があります。 観客はめいめいに幻想的な調べに聞き入っておりました。 |
予定より長かった第1部の演奏もおわり、食事の時間です。 予定よりも観客の人数が多かったせいか、一度に食事を用意することができなかったそうで、私は後の順番でインド定食をたべました。 チキンカレーと野菜カレー、ヨーグルト、ライス、サラダの組み合わせでした。 なかなか美味しかったのです。飯としてはちょっと量が少なめな気がしましたが、チケット代2000円にしては破格のサービスです。満足満足。 でも、 個人的には別会計でビールを飲みたかったかも…。 |
▲インド定食 |
寺原さんの語りが関西っぽかったので気になってましたが、話してみたら関西に住んでいたらしく、関西で活躍中のシタール演奏家石濱さんの話や、梅田にあるラジニ売店の話をしたり、インド映画の話で盛り上がってしまいました。北海道まで行ってインド映画の話をする人(私のこと)がいて驚いていたようです。 寺原さんは、マニーシャコイララ、カジョル、カリシュマカプールといった女優が好きなのだそうです。 「カジョルのつながった眉毛が好き」と話しておりました。 かくいう私もマニーシャやカジョルの大ファンで、ボンベイやDDLJ、Dil Se...にハマっておりました♪ |
▲口琴の二重奏 |
▲バーンスリーとアルトフルートの競演 |
食事もいい頃合いに終わったのを見計らって第2部の開始です。 私がお店から最初にもらったチラシではアルトフルートのアの字もなかったので、アルトフルートの演奏があると知って驚いてしまいました。得した気分です。 本当は、バーンスリーとアルトフルートの演奏を行うはずでしたが、何故か客としてきていた口琴の奏者の方(ハレ・ダイスケさん。しかも第1部では私の隣に座っておりました。)が飛び入り参加で、口琴と口琴の即興演奏を行うことになりました。 こういう即興演奏があるのは、演奏会ならではの思いがけない楽しみです。 口琴の演奏が終わってから、本題のバーンスリーとアルトフルートの演奏が行われました。 インドの横笛と西洋の横笛の組み合わせでしたが、不思議なハーモニーに観客一同魅了されておりました。 |
▲タンブーラ(左)とバーンスリー(右) |
▲ハレ・ダイスケさんの口琴(こうきん) |
演奏も終わり、観客がめいめいに演奏者に楽器についてあれこれ質問したり、楽器を手にして見たりしてました。 とにかく、なかなか楽しいひと時を過ごせました。 Blog 北のマサラ日記より「ナンディでターリー」 参考 笛屋歓喜店 札幌口琴会議 |
遠征記 |